シーズン10で最終回を迎えることとなった海外ドラマ『HAWAII FIVE-O』(ハワイファイブオー)。
きれいな海、美しい山、ゆったりしたハワイの生活を楽しみながら、本格的なアクションも楽しめる刑事ドラマです。
今回は、主人公スティーヴン・マクギャレットについて、人物像やエピソードをご紹介し、考察します!
海外ドラマ『HAWAII FIVE-O』について
『HAWAII FIVE-O』とは
『HAWAII FIVE-O』(ハワイファイブオー)は2010年~2020年にアメリカで放送されたテレビドラマです。
1968年~1980年にかけて放送された『ハワイ5-O』のリメイク版です。
シーズン10で最終回を迎えていますが、2020年6月現在、日本で見られるのは、AXNとDVDでシーズン9、U-NEXTでシーズン8までです。
ストーリー
ハワイ出身で元シールズのスティーヴン・マクギャレットが主人公。
父の葬儀でハワイに戻った際、州知事に特別捜査チーム設立を要請され、FIVE-Oを結成。
自身や仲間、その家族の問題に立ち向かいつつ、州内で起こる難事件に立ち向かいます。
戦闘シーンの激しいアクションと、仲間とのゆったりしたハワイ生活のギャップも楽しめるストーリーになっています。
スティーヴン・マクギャレットのプロフィール
まずは、アレックス・オローリンが演じている『HAWAII FIVE-O』の主人公スティーヴン・マクギャレット(スティーヴ)のプロフィールをご紹介します。
名前:スティーヴン・ジャック・“スティーヴ”・マクギャレット
名前の由来:真珠湾攻撃で亡くなった祖父の名前
出身地:ハワイ
肩書:アメリカ海軍予備役少佐
家族:父(ジョン)、母(ドリス)、妹(メアリー・アン)
恋人:キャサリン・ロリンズ/リン・ダウニー(いずれも破局)
決め台詞:「ぶち込め、ダノ!」(Book’em Danno!)
スティーヴは、教師だった母親※を事故で亡くします。
(※後に、実は母親が元CIA捜査官で、事故も自分で偽装した死であり、現在も生きていることが分かります。)
ホノルル市警察官である父親は、子供を守るため、スティーヴが15歳の時、アメリカ本土へ送ります。
その後、スティーヴは海軍兵学校を卒業し、アメリカ海軍情報局を経て、Navy SEALs(アメリカ海軍特殊部隊)に入ります。
そして、ドラマの第1話で、ハワイ州知事の要請により特別捜査チーム“FIVE-O”を結成します。
ちなみに、ハワイ語と中国語を流暢に話し、韓国語と日本語も分かるようです。
スティーヴン・マクギャレットの人物像
次に、スティーヴの人物像をご紹介します。
戦闘能力が高い
元SEALsということもあり、様々な武器や戦術を扱うことができます。
正義感が強い
仲間思いで、非常に正義感が強く、困っている人や弱者を放っておけません。
暴走しがち
自分が正しいと決めたことには、周りが止めても突っ走ります。
また、事件解決のために、犯人や関係者に法に触れるような手荒なこともしばしば。
交友関係が広い
ネイション・オブ・ハワイの人々とも交流があり、また関わった人たちともすぐ打ち解けます。
頑固でわがままなところがある
特に、相棒のダニエル・ウィリアムズ(ダノ、ダニー)には非常にわがままで、言うことを聞きません。
二人は痴話げんかのように、車では基本、いつも喧嘩をしています。運転は決して譲りません。
お金に関しては、ケチ
財布を持っていないことが多く、仲間と食事に行っても支払わないことがほとんど。
たまに、自分が奢ると言っても、結局財布を忘れたと言います。
スティーヴの魅力がわかるエピソードと考察7選
それでは、スティーヴの魅力が分かるエピソードをご紹介します。
【エピソード1】チンを助けるために証拠保管庫から現金を盗む
シーズン1の第12話で、仲間のチン・ホー・ケリーがビクター・フェスに拉致され、爆弾を首に取り付けられます。
身代金を要求され、FIVE-Oは知事に現金の用意を願い出ましたが、拒まれます。
この時、スティーヴは一切迷わず、警察の証拠保管庫から証拠物件である現金を盗むことを決意。
そして、チンの従妹で仲間のコノ・カラカウアと共に水道管工事を装い、現金を盗んで身代金にします。
決して許されないことですが、自分の保身なども考えず、仲間を助けることだけを考えるスティーヴ。
仲間思いで、非常に熱い男ですね。
【エピソード2】内部調査、懲戒免職からコノを助けない!?
エピソード1の件で、後にコノが内部調査を受け、懲戒処分を受けてしまいます。
内部調査室から厳しい取り調べを受け、懲戒処分まで受けたにもかかわらず、指揮した上司スティーヴは知らん顔。
はじめは、新人の部下の女の子を助けないなんてひどい奴だ!と思っていました。
しかし、スティーヴという人物を知るうちに、
・コノを信じていた
・命令ではなく、コノも仲間を助ける上で覚悟していたので自身で責任を取らせた
のだと思いました。
温かくいつでも守ってあげるだけが、優しさではないですね。
スティーヴは、新人コノの決断と、今後の成長を信じたんだと思います。
【エピソード3】子供を残して亡くなった被害者家族に、永住権を用意する
シーズン1の第14話で、パトカーとカーチェイスした後、亡くなってしまった中国人男性。
車の荷台からは、人間の一部が出てきてしまいます。
捜査したところ、男性は中身が何かわからず運び屋をさせられていましたが、不法滞在中だったため、パトカーから逃げたことが分かりました。
男性には、まだ小さい子供がいました。
事件解決後、男性の父親に、スティーヴは知事に頼み込んだ永住権を渡します。
困っている弱者を放っておけない、スティーブの優しさがわかるエピソードです。
【エピソード4】一途に一人の女性を愛する
シーズン2から登場する、スティーヴの恋人で海軍大尉のキャサリン・ロリンズ。
昔からの恋人で、お互いに軍に所属していて外地での駐在も多く、一緒にいられることは少ないですが、他の女性に目移りすることなく、キャサリンだけを愛していました。
しかも、ベタベタと愛し合っているわけではなく、お互いの仕事や信念を尊重し、つかず離れずな関係で、お互いを信頼している感じです。
シーズン3からは、キャサリンもFIVE-Oメンバーとなり一緒にいる時間が増え、プロポーズしようとするスティーヴでしたが、キャサリンは自分の信念から、アフガニスタンへ経つことになり、破局します。
お互い愛しているのに、別れたスティーヴは、なかなか切り替えられず、本当に一途だったことが分かります。
その後、新しい恋人リンができ、キャサリンと再会して任務で共に外地へ出ることもありましたが、決して浮気しません。
また、リンと別れたあとにも、キャサリンと再会しますが、よりは戻しません。
けじめと、一途な思いを感じますね。
【エピソード5】意外とツンデレ!?
シーズン2で一時的にFIVE-Oに加入する、国土安全保障省の金髪美女ロリ・ウエストン。
最初、ロリとスティーヴは、けん制しあっていました。
ある日、二人はココヘッドを走って上る競争をします。
スティーヴは、女性だからと言って、決して手加減しません。
しかし、ここで、ロリ怪我をしてしまいます。
これまで憎まれ口をたたいていたのに、急にロリを抱き上げるスティーヴ。
温かい優しさではないのに、男らしく自然に抱き上げる姿に、キュンとしてしまいますね。
【エピソード6】SWATを辞めざるを得なくなったルーにバッジを渡す
シーズン4の第22話で、SWAT隊長のルーが娘を誘拐され、娘を助けるために警察としてしてはいけないことをしてしまいます。
娘は無事助かったものの、そのことで知事から早期退職を勧告され、職を失ったルー。
大好きなゴルフ三昧だ!と強がるルーに、スティーヴは仲間たちとともにルーのところへ。
そこで、スティーヴがルーに渡したものは、FIVE-Oのバッジです。
「君が必要だ、是非来てくれ」とルーをFIVE-Oに迎えます。
ここで重要なのは、誰でもFIVE-Oに迎えるわけではないところです。
実際、オカルト好き民間人のジェリー・オルテガや、元シールズのジュニア・レインズは、すぐにはFIVE-Oに入れませんでした。
【エピソード7】ジュニアを居候させるが、優しさだけではない
シーズン8からレギュラー出演のジュニア・レインズ。
スティーヴと同じ元シールズで、FIVE-Oに入りたいと申し出るジュニアですが、まずは警察学校を出てからだ、と容易には許さないスティーヴ。
ジュニアは妹を犯罪で亡くしてから、家族の問題を抱えており、ハワイに実家はあるものの、ホームレス用シェルターで寝泊まりしていました。
それを知ったスティーブは、ジュニアを自分の家に居候させます。
厳しくも優しい、男らしいスティーヴです。
【考察】スティーヴの魅力
以上から、スティーヴの魅力を考察します。
私の考えるスティーヴの主な魅力は、以下のとおり。
・仲間思いで、信頼もしている
・個人の信念や生き方を尊重している
・欠点もあり人間味がある
・甘いだけではない、男らしい優しさや思いやりがある
仲間のためには、自分の保身など考えず行動してしまうスティーヴ。
そして、仲間を信頼し、仲間の決断や能力を信じてチームを組みます。
また、恋人についても、友人についても、それぞれの信念や生き方を尊重し、決して否定しません。
さらに、完璧すぎる男ではなく、頑固でわがままだったり、私生活ではだらしなかったり、欠点も持ち合わせていて人間味があります。
時には優しく、時には厳しく、やりすぎなところもありますが、そんなところも魅力的です。
おわりに
いかがでしたか?
アメリカで大人気のテレビドラマ『HAWAII FIVE-O』。
舞台がハワイということもあり、日本人ファンも多いですね。
主人公スティーヴの魅力を知って、ますますFIVE-Oファンになりましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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